目先の結果も追う |
Aさんシリーズの最終回。
ここまでなんとなく「彼女に対するコーチングの仕方が悪かった」というような流れになっていますが、もう一方で、もしかしたら「これでよかったのでは」とも思っています。
あの12歳の時、目先の結果にこだわらず、もう少し先を見て指導していたとします。
13歳以降、本当に彼女は全国に行けたかな?
と思うのです。
あの12歳の奇跡がなかったら、ある時期で「水泳を辞めてお勉強に」となっていたかもしれません。
彼女はその後、全国ジュニア入賞や日本選手権出場など、数々の栄冠を手にしましたが、それらも全て、あの12歳の奇跡がターニングポイントだったのでは?と考えてしまうのです。
なので、私がこの経験から学んだことは「目先の結果」と「中長期的視点」のどちらかに偏らないよう指導すること。
矛盾するようでも、双方を合わせ持って指導すること。
彼女のお陰で、コーチとして貴重な学びを経験することができました。
感謝。