各泳法の技術的アドバイス(背泳ぎ編③) |
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2017年 08月 11日
背泳ぎの最後の基本です。 今日お伝えする基本を含め、背泳ぎはこの3点で完結です。 これ以外、何か特別な技術を探し求めたり、目新しいことに都度反応したりするよりも、技術的なことはこの3点を深掘りし、極めるだけで相当なレベルに到達することができます。 この3点以外は泳者に意識させず、あとはトレーニングによる平均タイムの更新で、徐々に自然にフォーム改造を行いましょう。 背泳ぎの3つ目の基本は「キックで泳ぐ」です。 いわゆる「背面キックでどれだけ速く泳げるかを極める」ことです。 背泳ぎのうまさ(速さ)は背面キックのそれに比例します。 背泳ぎがうまい(速い)泳者は例外なく、背面キックがうまい(速い)です。 背面キックが遅い(下手な)泳者は例外なく背泳ぎが遅いし、下手です。 ここで泳者が陥りやすい過ちは「私はキックが進まないから、手で頑張って泳ごう」です。 この発想は「キックで泳ぐ」という基本(原理原則)と真逆の考えですから、上手になるわけがありません。 ひたすら背面キックでの平均タイムの更新に取り組むこと。 さらに壁キック(うつ伏せ可)を併用することで、神経系にも磨きがかかり、より効果的になります。 この背面キックで、50mが28秒ぐらいで行けるようになれば、女子では世界記録も見えてくるでしょう。(笑) 少しづつでいい、何年かけてもいいから、これ(背面キック)を繰り返し繰り返し、本気で打ち続けてタイムを縮めていきましょう。 本当に大事なことは、きっとこれぐらい単純で、当たり前で、地味なことだと思うのです。 泳法技術の話をしているつもりが、すっかりトレーニング理論になってしまいましたね。(笑)
by sports-i
| 2017-08-11 08:38
| より綺麗に速く泳ぐ為の指導法
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